7月10日(火)に、第一回の電通大先端化学セミナー(UEC Frontier Materials Seminar)が開催されました。このセミナーは、講師として最先端の研究者を世界中からお招きすることにより、触媒、デバイス、薬品、さらには機能性材料といった、様々な物質科学研究を推進し、また、化学、物理、及び生物の研究者の研究活動が促進されることを目的としています。今回の講師は、University of KansasのFranklin (Feng) Tao教授でした。
セミナーでは始めにまず、本学の燃料電池イノベーション研究センター、センター長の岩澤康裕先生より開催されるに至った経緯が説明され、次に本プログラムの石田尚行教授の司会により講演が開始されました。
講演では、Tao教授によって見出された、メタンを活性化して酢酸を高選択的に合成する画期的な触媒について話され、活発な議論が交わされました。